寸又峡温泉とアプト式鉄道の旅
3月末に友人6名で「寸又峡温泉」の旅をしました。ここの湯は「美女づくりの湯」と呼ばれるだけあって無色透明の湯が驚くほどヌルッとした肌感で大変すばらしい温泉でした。東京から新幹線に乗り静岡へ、在来線に乗り換え金谷に到着、改札口を出ると、ここは今尚蒸気機関車が走り大人気の大井川鉄道の始発駅なのです。ここから千頭駅まではSL列車或はかって各地で活躍していた「近鉄」「京阪」「南海」などの古びた車両ばかりが走る路線です。まるでタイムスリップしたような1時間半の旅
でした。我々は途中の千頭駅で下車し、バスに乗り換えて
南アルプスの奥地に向って山道を走ること約40分、寸又峡温泉に到着しました。列車がゆっくり走ることもあってか東京から既に5時間が経ち、かなり山奥にやってきたような錯覚を覚えました。寸又峡温泉の宿「翠紅苑」は当地最高のホテルで何んとすぐ隣には、かって世間を騒がせた「金喜老事件」のふじみや旅館がまだ営業を続けていました。さて翌日は千頭駅までバスで戻り、ここから大井川の渓谷沿いに終点の井川駅まで、源流に向って走るアプト式鉄道の旅を満喫しました。トロッコのように小さく真赤な色の車両での1時間40分の旅はスリルに満ちたものでした。折りしも桜が満開で、絶えず川を見下ろしながら断崖をひた走る車窓からの迫力ある景観は本当にすばらしいものでした。至るところに吊り橋が見え隠れし、途中の急勾配に差し掛かると日本唯一の「アプト式機関車」が連結されて列車は急勾配をゆっくり押し上げられるよう に進んで行きました。帰りはトロッコ列車の終点「千頭」から昔なつかしい蒸気機関車(D51型より少し小さいC11型)が牽引する昔のままの客車に乗り込み今回の旅を終わりました。季節はずれの時期でウイークデイにもかかわらず至るところに大勢のSLマニアがやってきてカメラの放列が見られました。消え行く大切なSL列車に乗っていることをあらためて実感したSLの旅でした。
| 固定リンク


コメント